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お山の日記


四国内の、お山を歩いています。団体行動は苦手なので単独行が 殆どですが、子供が小さいときは強制的に同行させてました。  石鎚山や筒上山、東赤石山、赤星山、皿が峰がお好みです。 人に自慢できるような登り方はしてません。他の趣味が盆栽や 山野草なんで、その種を求めて歩いたりもしています。  高知方面は不純な動機にて、ポケナビ片手に道が無い所を 歩いています。恐がりなもんで、犬でも飼ってりゃ同行させるの ですが、今飼ってるのはウサギなもんで、あれは全く思うように なりません(-"-)  海も好きですが、お山は木や草があるし、潮の満干潮に左右されず、 比較的風の影響も少ないので助かります。  別に、山頂に登らなくても良いのですが、山頂にある三角点に 立つのも、達成感があったり景色が良かったりして良いもんです。  夏は高い山に、冬は低いお山ををウロウロしています。そのうち富士山に 登りたい・・とか、東アルプス連邦に挑戦したい・・とか、そんな意気込みは 殆どありませんので、挑発や刺激をしないようにお願いします。  ただ、今日のところはその気が無いだけで、気になり始めるとそれしか 見えなくなってしまいます病気がありますので、先の事は分かりません。  お弁当を背負って、歩けるうちに歩きましょう。







 
 

石鎚山-筒上山道中から- 2008/10/26

2009年10月6日(火)
東赤石山土居町ルート

2009年10月4日(日)晴れ



今年で連続5回目となる東赤石山に行った。もう、昨年で終わりにしよう・・と思っていたが、やはり赤石五葉松の魅力に勝てず、しかも初めての北ルートを攻めてみた。山頂からは念願の権現越えを望んだが、ボーッと写真を見てると「綺麗な所だな~」だったが、いざ現地に行くと「オイオイ。結構な登りじゃないか・・」ココに来ての登りはキツイ(~o~)って感じだった。

 

話しは初めから話そう(-"-)2時間ほど寝たが目が覚めたので、土居町ルートのHPをチェックした。早いけど2時50分に家を出た。途中で時間調整すれば良い・・と。新居浜市内分岐着4時。そのまま土居町へ向かう。目標の宇佐美GSを超して、生産者の園場を探した。暗いので見つけられない。GSに寄って、登山口へのルートと、生産者の園場を聞いたが、園場は分からないとの事。4時半過ぎ登山口ルートに入る。細い道で高速の下をくぐるが、これは赤星山で学習済みなので見当がついた。

道の両側に五葉松の園場が広がる。実でも付いていないか・・と見るが、暗いし定かでない。それぞれの住宅も道沿いにあるから、不審な行動は厳禁である。山の入口にはHPで見たとおり「一般車輌通行止め」の看板が。それを無視して未舗装の道をゆっくり進む。少し明るみかけた時間に入る予定だったが、初めての道なので早めに着きたい。途中、車の底を思い切り摩ってしまった。ガァギッ・・とか(-"-)中之島公園の看板を右に見て、河又(こうまた)の分岐着。左へは門扉があり、住友林業の私有地。右に進み5分。オイオイ!!道が崩壊してるじゃないか。

時計を見ると明け方の5時。真っ暗な中、車の中でボーッと過ごす。右は崖。川の流れる音だけが響く。幸いにも白い服を着た人は居なかった。時間の経過とともに山の稜線が少しずつ明るくなったので、5時半には車から出て後方の広いところでUターンし準備に掛かった。余程「筏津」方面へ方向転換しようとも思ったが、今回はこのルートに賭けていたので、これで行くことにした。それにしても、この右側の黒い影は何??(確認したが、崖下だから暗くなってただけで・・)

2007年の他人様のHPでは、もっと上まで車で行けたと書いてたから、それからまた崩壊したに違いない。
昔は鉱山があったから道の整備もしてたのだろうが、今は登山客がまばらに居る程度だろうから、予算取りもされてないのだろう・・と。6時15分発。登山口まで50分歩いた(-_-;)緩い登りだったが、それでも距離があるので疲れた。
昨日とうって変わって陰気な道で、木の実らしき赤い色はなし、退屈しのぎのヘビも出ない。猿も居ない。

   
        緩い登り                 ワダチの跡がある          大森越行き・・とある

   
                               まだまだ遠い            土石流で崩壊修復

   
     すぐ上には同じ橋が       ワダチの跡も人が歩く片側だけに        崩壊2地点 古い崩壊跡

   
    開けた場所 GPSチェック          もう少し・・           登山口到着 青いのは登山ポスト
  
山道は車道だから広いけど、草が全体に広がっている。何度も曲がりを繰り返し、第二の崩壊地点(かなり古い崩 壊跡)を越して見晴らしの良いところでGPSを付けて見た。もうすぐだ!。壊れた白い軽トラが放置されていて、登山口の看板が見えた。7時6分着。登山者リストは雨に濡れてボロボロ。家族には、万が一はこの北ルートだから・・と言ってある。リュックも赤で住所と電話番号も大きく書いてある。滑落さえしなければ、山道脇で発見される・・予定。
 
   
                                                 頂上へ 2時間
 
陰気な道を登る。消防の防火関係の看板が多い中、水は無いが沢沿いの石ゴロゴロを登る。山頂までずっと北側斜面なので、ともかく陰気で滑りやすく、木や花の見られるものに出会う事が少ない。苔、石、岩。
表示板「山頂まで2時間」ポイントへ。8時13分。同じく「山頂まで1.5時間」ポイント8時46分。9時8分、徒渉点に着く。五葉松が数本生えていて、ナツハゼやタカネバラの実があった。

   
                            頂上へ 1.5時間              頂上へ(氷穴)

   
         徒渉点                   五葉松                  ナツハゼ

鉱山分岐着9時52分。かなりのスローペースだ。木製の橋が何箇所も架けられているが、滑るので逆になるべく利用しないように溝を歩く。倒木も多く順当には進めない。登りはまだ良いが、降りでの滑りは恐ろしい。

   
                            壊れた木の橋              頂上へ 50分

鉱山跡分岐を過ぎると急登が続く。苔が付いた石を選ぶように登る。五葉松が頭上を覆うが手が届く高さでもなく、青い実を付けるどころか松ぼっくりさえまばらである。もともと実が少ない木なのか。何度も登っているが、そんな印象が強い。

          五葉松 水不足か葉枯れが目立つ             岩、苔、倒木の連続

           シャクナゲと五葉松の苗                   自然の苗床 桧と五葉松の苗

五葉松の小苗はところどころにあるが軸が長い。北向きで暗いので大きくは育たないようだ。10時40分、オオヤマレンゲに出会う。道に被さっているが葉が少し残っている程度で、実が少しあった。コブシのような実である。

   
       オオヤマレンゲ              オオヤマレンゲ           開けた場所 八巻山か?

   
  水場 チョロチョロと水の音が       やっとコルに 赤石越             赤石五葉松

八巻山の山頂が見える明るいところに着いた。11時24分。水場の標識がある。それからしばらくで、11時44分、赤石越えに到着。コメツガが少し高い所に実を付けていた。しばらくその辺を徘徊する。左方向へ山頂向けて歩く。12時25分山頂到着。すぐに、別ルートから登ってきた青年が追いついてきた。登りに5時間も掛かっている。予想外である。山頂の表示板は年々少なくなっている。風は無いが、北向きからの霧が吹き上げ、北側の景色は見えない。青年は八巻山の方から降りてきたらしく大変だったと言っていた。

   
         カンラン岩

   
   八巻山方向 北から霧が・・      山頂の表示が年々貧弱に(-"-)     

弁当を食べ終えたころに鈴の音が聞こえ、同年代の男性が登って来た。交代に少し東にある三角点に移動した。暗くなる17時30分には車に戻りたいから、コースタイムをチェックする。権現越え方面は時間が掛かりそうで、日の暮れにはギリギリか。来た道を折り返すのは、急な滑りやすい坂や木の橋があるのでご免だ。急ぎ権現山方面に下る。尾根道だがカンラン岩の上を渡り、凹凸を繰り返し歩が進まない。目標の高圧線の鉄塔は遥か遠くに見えるが、方向を決めた以上ひたすら歩くしかない。

  
       三角点附近の五葉松             

   
       権現越までの尾根筋は凹凸激しい                     山荘分岐

  
     権現越 かなりの登り コブは権現山の岩場    床鍋は権現山手前のコルを右に下る

  
       権現山の岩場の上には祠がある                硬い葉と青い実のサワフタギ

14時5分、権現越えに着く。写真通り綺麗な景色だが、平地かと漠然と思っていたがかなりの登りである。ココに来ての登りは辛いものがあるが、夕暮れ勝負だから泣き言は言ってられない。北側の崖下から吹き上げる霧が気持ちよい冷たさである。一気に祠まで駆け上がる。途中、黒っぽいヘビが逃げていった。こんな笹だらけの所に餌が居るのか?道端にサワフタギの青い実を見つけた。20個ほどポケットに放り込んだが、時間も無いのでリュックを下ろす間も惜しむ。

   
   20番鉄塔下にシコクフウロ           ミヤマオダマキ             大森越方面に

14時22分、20番鉄塔広場に着く。ミヤマオダマキが一輪咲いていた。残り少ないお茶を飲み干し、ルート確認し下る。大森越え方面に向かう。これからは鉄塔を守る保線路が続き、道は整備されやはり北向きで苔があるが、勾配も比較的ゆるやかで歩きやすい。一気に時間をかせぐ。40分下り保線路から登山口方面への分岐を探す。たぶん表示板があるはずだけど、ポケナビでのチェックだと既に越えているようで不安になる。

   
     保線路は整備され歩きやすく迷わない          真西方向への登山口に戻るトラバース道分岐

ガイドブックを取り出したら説明があり、人工林に変わってしばらくすれば分岐とのこと。そういえば、少し下が人工林になっている。鉄塔を5つも下ったろうか、人工林の暗い中に標識があった。ホッとして左方向にトラバース。保線路と違い道は細く雑であるが、迷うようなものではない。40分のトラバース。最後は急な下りで徒渉点に到着。綺麗な水を口にする。鉄製の錆びたタンクが虚しく残る。昔の名残りだ。少し登り10分歩くと登山口に着いた。16時12分。下りは楽だった。遠回りになったが、多くの人がこのルートを下る理由が分かる気がした。

  
         石付け赤石五葉松                         大き目の石も並べてある

後は車がある崩壊地点までの歩きだけ。ひたすら歩く。17時4分車まで帰ってきた。ヤレヤレである。厚手のソックスを脱ぎ、湿った登山靴を脱ぐと足元が開放されて気持ちが良い。生産者の園場が見たいので、急ぎ車道を下る。結構登っているし、道が悪い。薄暗くなったが、フラッシュが要らない程度の明るさで園場に到着する。お客は来てないような感じである。石付け専門のようで、細長い直方体の石に五葉松を付けている。もう少し下ると、道の横が畑になっていて、小さな五葉松の苗が植えてあった。これならミニでもいけそうだな・・と思ったが、まちだプロはどう見るだろう?

  
      畑には五葉松の苗が              葉の長さが3cmほどだから丈も低く、枝の位置も低い

高速に乗らず、ひたすら我慢でお家に到着。19時30分。疲れた(~o~)

2009年10月6日(火)
大川嶺・笠取山へ

2009年10月3日(土)晴れ

昨年は10月5日に柴栗拾いに行った大川嶺へ出掛けた。目標は勿論、柴栗の種。昨年は猪に荒らされてたが、今年は何故か手付かずのまま。ラッキー\(^o^)/

  

途中の尾根筋でザイフリボクの実を確認するが、5個しか実が付いてない。足元を見ると、寒蘭が!オバカであった。また春蘭と間違えて、有頂天になった自分が情けない(-_-;)こんなところに寒蘭がある筈はない・・と。
折角、GPSに寒蘭ポイントを登録したのに(-"-)

R33を美川スキー場分岐で、右方向に登る。レースでもあるのか、それらしい車が後に続いてきたが、抜かせて後ろに着いた。山道はこの方が楽だ。
第一栗ポイント着。既にほとんどの種が落ちている。藪附近にヘビが居ないかチェックをし、拾いに掛かる。次のポイントへ移動。途中、12tダンプと出会う。聞くと3台がピストンしているらしい。「大丈夫よ」って言うが、それはまともに走っている人の事で、こちらはわき見運転なんだから(-"-)    

  
              シバグリ                      コバノガマズミ
  
第二栗ポイント着。エゴノキ、キブシはまだ青い。三つ葉アケビが丁度良いタイミングで割れている。

   
          エゴノキ                  キブシ                 ミツバアケビ

更に登ると、コマユミ、ハガクレツリガネソウ、ウラジロノキ、カマツカ、ガマズミ、クマシデ、ウリハダカエデがある。熟れているのはコマユミだけで、また近いうちに来なくてはいけない。

   
         コマユミ               ハガクレツリガネソウ           ウラジロノキ

   
         カマツカ                  ガマズミ                  クマシデ

  ウリハダカエデもまだ早い

美川峰の下では、アオハダ、ナナカマドが。道端にはツリガネニンジン。

  
             アオハダ                           ツリガネニンジン
           
ピークを過ぎた当たりから、道路脇にはヤマラッキョウが咲き誇っている。数もかなり多い。

  

大川嶺との分岐を直進する。通行止めの看板が無くなっている。道路が10mほど崩れていたのだが、綺麗に補修していた。廃舎となった牛小屋脇を大川嶺横を通過し、一気に笠取山登山口まで登った。分岐からわずかに5分も掛かっていないだろう。登山口にも廃舎があり、ヤマラッキョウやオトギリソウ、シコクフウロの中を15分も登れば山頂だ。なんともお気軽である。ズミがあった。ズミは初めて見た。まだ実は青いから、また来なくてはいけない(-"-)

  ズミ

ササユリの実がある。コオニユリも咲くようだが、丈が笹の葉より少し上で低いので、たぶんササユリだろう。種で分かれば良いんだけど。サラサドウダンツツジの実もぶら下がっているが、ちょっと青い。

   
         笠取山山頂                 ササユリ              サラサドウダンツツジ

大川嶺にも寄ってみた。別に登らなくても良いんだけど、マイヅルソウを探しているのだ。昨年は別のお山で出会えなかったので、今年はどうしても見てみたい。大川峰も崩壊修理跡の車道から10分で登れたが、ササユリの実とアカモノが岩の片隅にあるだけだった。HPで見た限りでは、大川嶺から笠取山の間に画像があったから、その道中に違いない。しかもピーク附近でないと笹が多いから・・と思ったが、一旦柳谷方面に下り、ブナの実の様子伺いに行った。

   
        大川嶺                    アカモノ                    ブナ                     
道路脇にホソバシロスミレの実。花は無いが葉の様子がホソバシロスミレだ。ブナの2年生?がある。ブナ林は健在だ(^.^)車道を歩いていたら赤い実を見つけた。フウリンウメモドキである。それにしても、ここのは実が大きい。ブナの木を見て廻ったが種は全く付いてない。もっと下まで下って見てみたいが、12tダンプが通るし時間も遅くなった。それに、もう一度マイヅルソウを確認したい。

   
        ホソバシロスミレ              ブナ                   ブナ 
  
  フウリンウメモドキ

大川嶺と笠取山の中間のピークを目指した。シコクフウロが咲き残っているが、夏はそこらじゅう一面に咲くのだろう。群生しているのが嬉しい。ヤマラッキョウも多い。ピーク手前でやっとマイヅルソウを見つけた。時期が遅いので葉が小さいのだろうか。想像していたより小さい。実が二つあるだけ。こんなもんじゃないだろう・・。

  
            シコクフウロ                          マイヅルソウ

ピークの岩場にはアカモノやウスノキ。少し先の岩場で・・見つけた。イワカガミもわずかにあった。この照り葉が良い。ちょっと満足して下る事にした。少しルートを変えて下っていると、笹が途切れたところにマイヅルソウの群生が。群生と言っても1m2程度だが、しかも葉が枯れている。これで満足し、一気に山を駆け下りた。無理をすると、明日の東赤石山が地獄になる。

  

   
        イワカガミ                 イワカガミ                マイヅルソウ

この美川峰、大川嶺、笠取山は、車を降りて歩くたびに実が付いた珍しい木が多く、実の宝庫のような思いが残った。以前のイメージは「ブナしかなくて何も無い草原」だったが、何でもあり・・である(^・^)
2009年9月23日(水)
筒上・岩黒山へ

2009.09.22 雨

5時半出発。同行者は娘とその彼氏。思えば1年ぶりの登山なので、ちょっと体力が心配なのだが、スクワットを数日したので・・。

皿ガ嶺方向から出掛けた。ちょっとアキグミの実をチェックしに寄ったが、今年はまるで無し。ガッカリしたけど仕方がない。
 
  道の駅「面河」7:00

7時のスカイライン開門には間に合わず、7:15分ゲート着。そのまま土小屋を目指す。そのころから小雨がフロントガラスを叩く。3台ほどすれ違ったが、まだ紅葉前なので車は少ない。あと2週間もすれば、車が一杯になる。ゲートから土小屋までは18km。途中の「御来光の滝」は晴天続きのため、望遠で覗けば見える程度。土小屋着7:35。スカイラインの所要時間は25分。

  登山口のカマツカ

 支度を済ませ土小屋南の登山口を7:50初。階段を登る頭上にはカマツカのまだ青くて硬い実が・・。5分も歩くと岩黒山への分岐点を左に見るが、こちらは帰ってくる方向。今日も南面の、ほとんど平坦な石積のトラバース道を歩く。

   ガマズミ
 

  
  ブナの実 (今年は不作)                     フウリンウメモドキ

この頃から雨脚が強まるが、木立が重なるため降り始めは雨音だけで、雫は少ないのが良い。しかし、歩を進めるたびに服を濡らす雨に、たまらず上半身だけカッパを着込む。昨年の10月に登った時も小雨で霧の中を歩いたが、今日はそれより雨脚が強かった。まだ実の時期には早く、ガマズミも赤いものは少ない。フウリンウメモドキは赤いが、10月のように熟すというほどではない。

   

  マユミ

マユミの実が目立つ。この木で弓を作り大蛇(オロチ)を退治したんだとか。そんな話しをしながら歩は順調に進み丸滝小屋に。帰りはこの前にある岩黒山分岐から岩黒山を目指す。リンドウが道の傍らに咲く。夏山の疲れを癒される花である。

  リンドウ 

道は、この丸滝道場から下りになる。道場の急な崖を背に歩いていると、山道に大きなカエルが現われた。後で調べるとサツマヒキガエルとの事。この後、山道に登場したヒキガエルは15匹以上に及んだ。雨が好きなようだ。昨年は小雨だったせいか1匹も見なかったが、そういえば雨の皿ガ嶺で一度大きなのに出くわした事があった。

このサツマヒキガエル毒を持っているようだが、ヤマカガシには効かないようだ。ヤマカガシの持つ毒は、このヒキガエルの毒を蓄積しているものらしい。ヤマカガシには2度飛び掛れたが、2mほど離れていたので手前で落ちた。飛び掛ると言うよりも渦巻いた体をこちらに伸ばした・・というような感じだった。

   

   
 
   
さて、下りが15分続く。せっかく登ったのに下り道があると、随分損をした気分になる。それから更に鉄の折半で作った橋を何度も渡る。この折半や他の材料をどうやって運んだのだろうか?かなりの量と重さになる。
尾根筋を筒上山山頂から北に下る道との分岐点に着く。帰りはここに下りてくる予定だ。

   

ブナ林の平坦な道をひたすら歩く。登り始めるとすぐにキレンゲショウマのポイントに着く。左側に保護するためのロープが張られているので分かりやすい。この時期は青い実を付けている。シコクブシが青いきれいな花を咲かせている。この根は有毒でアル。

   

登りはそんなに続かない。途中で小休止しても20分ほどなんだが、のちのちこの登りがボディブローのように効いてくる。

  登り道

正面に明るい光が見え開放された空間に出ると、右手に巨大な石垣を目にする。予備知識が無ければ、[道場の石垣]なんて言葉は頭の中に浮かばないから,事情が分かるまで,しばらく頭の中がパニくるdarou
。小道の両側にシコクフウロが咲いている。シコクフウロは別名イヨフウロとも言うらしい。しかも、シコクフウロと言いながら、四国固有種ではないらしい(-"-)
 
  

今回の目的の一つなので、写真を撮りまくり状態。ただ、時期的にはちょっと遅い、咲き残り・・である。雨だから花びらがうつむいているものばかり(-_-;)道場の石垣の上に連れが立っている。「オイオイ、進入したのかよ」って思ったが、昨年よりずっと建物側に有刺鉄線が移動している。ここでテントを張る人達のためだろうか?敷地内にある五葉松に種は無かった。

   
   ホソバヤマハハコ

ホソバヤマハハコがここだけには群生してる。石垣の横を通り抜け低い鳥居を潜り、急な階段を登ると鎖場に着く。何本ものロープが垂れているので、腕の力だけを頼りに登る。左下の遠い景色を見てはいけない(-"-)石鎚山の鎖は、そのふくらみに足を入れられるが、ここの鎖はただ上下の鎖をつなぐためだけの、ふくらみしかない。この頃から雨が止んだ。全くツキに見放された訳でもないようだ。

  

霧の中の小道を登る。笹が膝下を濡らす。少し風があって、体感温度を下げていく。点在する五葉松には、まだ青い実が付いている。

  
 
山頂の祠の横で昼休憩とする。雨こそ止んだが、時折、強い風にコンビニ弁当のプラ蓋が飛びそうになる。お茶も冷たいし・・(-"-)山頂着は10:30の予定だったが、誰かの写真撮影などで1時間のロスがあり、着いたのは11:30。寒さのため、三人とも元気な声が出ない。早々に山頂を後にし、尾根筋の低い笹の間を北向きに降りる。初めてのコースなので、しかも尾根筋が続くものと想像していたが、予想とは違い膝に堪える下りが続いた。

  

膝から下がギクシャクし始めたが、若い二人に先行させると振り切られそうなので、後ろからのプレッシャーを感じつつも長い下りを歩いた。合流点まで遠く感じられたがなんとか辿り着き、鉄の橋の先にある例の登りに掛かった。かなり足のダメージが大きくなったが、まだ引きつるほどではない。

   

小休止を混じえて丸滝道場に着いた。しばらく前から話し声が聞こえていたが、そこにはおばちゃん二人が休憩をしていた。聞くと、雨が強いので一旦スカイラインをゲート近くまで下ったが、明るくなったのでまた引き返してきた・・とのこと。この岩黒山分岐から岩黒山頂までは1時間であること。そんなに上りはないから・・との話だったので、予定のコースでもあったので体に鞭打って登りはじめた。

  ナナカマド

途中、膝下の疲れと痛みで歩けなくなり座り込んだ。間を置いて後から来た、おしゃべり大好きおばちゃん達に追い越された。ポケナビで確認すると山頂は近いので頑張って登った。おばちゃん達が気遣ってくれ、「ここが山頂ヨ~」と叫んでくれた。晴れた日なら展望が良いに違いない。山頂には大きな木が無くて、ほとんど裸山状態。

  
            岩黒山山頂
小休止の後、下りに掛かった。この岩黒山は1,745mだから、土小屋の1,492mまでの高低差は253m。ただし、距離が短いので急坂にならないよう、右に左にジグザグ道が続く。
  
  ホシガラス

 
               
次第に下りの段差が苦痛となるが、途中から五葉松の間を抜ける道となり、高い枝に青い実を突くホシガラスや、小枝を揺らすリスの姿に声が上がった。表示板があり五葉松の簡単な説明があったが、木の周りは1mを越し、その高さは30mもあるようだ。感動したのは、その枝数が多いこと、そして山頂から土小屋からの分岐点まで五葉松が多い事だった。

  

  

  
 
  

さすがに下部はダケカンバが多かったが、これだけ五葉松が群生している山は知らない。東赤石山は山頂だけだったし、これほど大きな木は少ない。辛い思いをして登った甲斐があった。

足を引きずりながら、やっとの思いで登り口まで帰った。若いものは笑顔も残っており、帰りの運転も任せた。瓶ガ森や大川嶺にも寄る予定をしていたが、時間もさることながら体力的な事と、岩黒山の五葉松を見て満足感100%になっていたので、「もう帰ろう」と。土小屋の「笹の葉饅頭」にも満足しつつ家路に着いた。

家に帰ると、雨が降り出した。平地ではこれが本日初の雨だったらしい。

2009年9月20日(日)
皿ガ嶺

 

車で30分も走れば登山口に着く。そんな気軽さと共に、季節の花が咲き日常を忘れさせる自然が残る山である。標高は1,271mと低いので、昼からでも思いついたら行ける。

   
      シコクカッコソウ            イワカガミ             アワコバイモ
 
初めは知らなかったが、シコクカッコソウやらイワカガミ、アワコバイモが咲く自生地でもある。ブナも多く7月にはササユリも咲く。
 
   
         ブナの葉              ササユリ

登山口は6箇所あるので、低い山と言っても油断して他の道に下山してしまうと、全く別方向に下山する事になるので注意が要る。一つは久万スキー場の方から登る六部堂ルート、二つ目は畑野川方面から登る畑野川ルート。畑野川と言っても、上林峠のトンネルを抜け約1km畑野川方面に下った右側に登山口があり、始めは植林の暗い道だが途中から自然林になり、歩行時間も45分ほどで竜神平の愛大小屋まで着ける。

  竜神平にある愛大小屋

三つ目のルートは上林トンネルを畑野川方面に抜けたところに小さな小屋があり、入口はチェーンが掛けてある。砂利道を登れば陣ガ森の山頂近くにある変電所に着く。皿ガ嶺に行くには砂利道を10分歩くと、左側に斜面を崩壊しないようにモルタルを吹付けした折り返しの細い道を登る。そこから5分歩けば塚がありコルに出る。右へ登ると陣ガ森に行く。その塚がある分岐を左に行くと、少しばかり平坦な道があるが、その先は階段の連続となりかなりキツイ。 

四つ目のルートは風穴がありヒマラヤのケシが栽培されている所を右に行くコースだ。このコースは道が急でぬかるみが多い。途中には道端にシコクカッコソウが咲いている所があり、また平らな笹原が続く登山道になると、左手に笹の踏み跡があり、崖までの20mを歩けばイワカガミがある。ただ、踏み跡が無いところでも北の崖下から風が吹き上げるようなところでは、同じようにイワカガミがあった。皿ガ嶺を紹介するHPは多いが、これらのシコクカッコソウやイワカガミ、アワコバイモの存在を記しているものは無い。それだけ荒らされないように心がけているようだ。

    
        風 穴              風穴で栽培されるヒマラヤのケシ

五つ目のコースは、風穴から左に遊歩道を歩くコースだ。アブラチャンが道に被さり1cmほどの丸い実を下げている。このコースにも山道の右側にシコクカッコソウが少しだけある。低い山はマムシも居り、ヤマカガシも見ているので、特に休憩の時には藪の近くに立たないようにしたい。本当かどうか不明だが、ある登山者が言うには「一日に5匹のマムシを見た」とか。暖かくなると湿気が多いところは要注意である。また、風穴の駐車場からでなく、その下の「水の元」から歩けば、5月にはイチリンソウやヤマシャクヤク、アワコバイモ、テンナンショウが見られる。

   
       イチリンソウ             ヤマシャクヤク            アワコバイモの実

六つ目のコースは、六部堂の登山口を更に車で引地山下まで登り、そこから引地山を経由し、風穴からの登山道に合流するコースだ。このコースは最も距離的に長い。

ところで、初めて登った時の話しに戻るが、この日は霧が深く小雨もパラつく、10m先が見えない日だった。登山靴では濡れると思い、スパイク付きの釣り用長靴で登ったがこれは正解だった。上林トンネル先の空き地に車を止め、陣ガ森とは反対方向に階段をひたすら登った。陣ガ森との分岐にある塚は、その昔そこで処刑があったとか・・と何かで読んだが、その話しを知ったのはこれより後の事だったので良かった。それでなくても、薄暗くて先が見えない濃霧の日は心細い。

   
     サラサドウダンツツジ              ブ ナ                 山 頂 

小雨と霧で初めての山は心細かったが、竜神平の手前で大勢の人とすれ違った。みなさん、それなりにしっかりした登山用具を身に着けていた。更にグレーの景色の中を竜神平まで歩き、山頂目指して細い道を登った。
  
   
     右の平な所が皿ガ嶺             ブ ナ                竜神平

翌日の晴れた日も休みだったので、今度こそ晴れたお山を見たいと連ちゃんで登った。この日、山頂に行った折、山頂がおばちゃんの団体で占領されていたので、これは早々に退去・・と来た道を帰らず山頂を真っ直ぐ直進した。右に行けば三角点経由で十字峠から風穴に降りられるが、直進すると急な竹ヤブを滑るように下り、薄暗い植林が続いた。
  
  十字峠  竜神平

「迷った時は、迷った所まで帰れ」が原則であり、何度か「引き返そうか」とも思ったが、急な道をまた登る元気も無かったし、「下る方向は合っている筈だ」と何かしら確信があった。しかし、やっと砂利道の車道に出たときは、それが全く方向違いである六部堂の道だと気が付いた。車を風穴に置いているので、仕方なく砂利道を下っていると、「皿ガ嶺」と書かれた標識に出会った。

こうなればもう一度登るしかない(-_-;)小道にはイチゴの木があり、その実を少しずつ口にしながら元気を出し、小川の横の小道を登った。途中夫婦連れが下ってきたので道を確認したら、「このまま行けば十字峠に出る」とのこと。この日は二度登ったようで、低いお山とは言え油断すると恐いというお話でした。
この頃から、ハンディGPSが欲しいと思い始めた。

    
   バイケイソウ     エンレイソウ      ハルトラノオ           ハシリドコロ(毒)

   
      ヒトリシズカ             ヤマエンゴサク           ヤブレガサ
   
    サイコクサバノオ            ショウジョウバカマ            ツリガネニンジン
 

2009年9月17日(木)
東赤石山あれこれ

2005.05.04

  

    第二徒渉点

山頂近くに五葉松があるのを誰かのブログで知って、家族のものを誘って登ってみた。山に登るようになったのは此の頃が初めてだったので、基礎体力も出来てなく、子供も小学校の低学年だったから馬力も無かった。ともかく早めに家を出たが、途中の公園に寄ったりで、登山口に着いたのは10時過ぎだった。筏津に車を停め登ったが、体は重く子供も「なんで登るん」と、素朴な質問を繰り返す。励まし尻を叩きつつ折り返しが続く植林の暗い道を登ったが、初めての道は何処まで登ったのか見当も付かず、下ってくる人に聞くとまだまだ1時間近く掛かるとの事で、時間も遅くなっていたので断念した。

   1本橋

帰りに1本橋で少し休憩し歩き始めたが、ふくらはぎが引きつった。揉んだり足を伸ばしてみるがなかなか痛みは取れなかった。しばらく座っていると楽になったが、登山口に帰るまでに、もう一度同じけいれんがあった。と帰って地図を広げてみたが、たぶん第二徒渉点から少し登ったところだと思う。

     筏津登山口

残念な思いだけが残り、子供はもう行きたくないと言う。近場の皿が嶺などで足腰を鍛え、秋になって10月9日一人で再挑戦した。登山口まで行くのにも車で2時間半掛かるので家を4時ころ出て、筏津に着いたのが6時半ころだった。まだ薄暗いのでしばらく車の中で朝食とし、少し明るくなってから登った。一人なので、登山口にあるポストの名簿に名前を残した。ほとんど記載している様子はない。この日は霞んでいて、ずっと薄暗い中を歩いた。

  瀬場分岐

今回は瀬場谷分岐から右への直登ルートを選んだ。山荘経由のルートは人工林のジグザグだったので、直登ルートはどうかと思ったが同じように暗い人工林が続いた。さすがに練習しただけあって、今回は順調に登れたが、最後の水場をすぎて自然林になると、明るいのは良いが岩や小石交じりの登りとなり、太ももには負担が掛かった。

  7月初旬のタカネバラ  10月の実

タカネバラの赤い実がしばらく続く。まだか・・まだかと登ったが、五葉松が被さるところ当たりで人の声が聞こえた。それから10分歩いたろうか、やっとトラバース道の道しるべに着いた。

   

それから赤石山荘の方向に5分歩くと、再び道しるべがあり、右方向に山頂の矢印があった。急な登りを15分歩くと赤石越えの道しるべに。その尾根筋を右に向かうと岩を何度か乗り越え10分ほどで山頂に着いた。三角点はそれより東に5分ほどにある。山頂には赤いカンラン岩の間に、風を避けるように低い五葉松が生えている。

  山頂  山荘へのトラバース道

     コメツガ

この時間はだれも居なかったのが、北からの冷たい風が吹き上げてくるので、ゆっくり休憩どころではなかった。弁当をかきこみ登ってきた道をトラバースまで戻り、赤石山荘の方向へ歩いた。五葉松の大小が入り混じり、低いコメツガの木には、まだ青い小さな実が付いている。少し下りなのと南が開けて明るいので好調に足を運ぶ。この当たりが一番快適な場所である。山荘への分岐を左の筏津方面に。人の声が聞こえ3人組みとすれ違う。「後どの位ですか」は答えられても、「見晴らしは良かったですか」には思わず吹き出した。なにぶん、霧なんだから・・・(-_-;)

    右下がイチイの実

それからは少し急な下りが続き、右に川の流れを見るようになる。第二徒渉点より川が左になり薄暗い中を歩くが、ふと足元に赤い実を見つけた。中には2mmほどの黒い種がある。イチイの実だった。好きな木なので10個ほどを近くを探して拾った。

    第二徒渉点のカマツカ

壊れかけた木の橋が連続し大きな岩を廻ると、そこが第二徒渉点である。小さな滝となっており、目線にはカマツカの熟れかけたオレンジ色の実が目に入る。先端の赤い実を選んで採取する。実が真っ赤にならないと中の種も未熟なので発芽は難しい。それからも急な下りは続き、膝が悲鳴をあげる。少し足がもつれかけ、ちょっとした段差につまづく事になる。

やっと瀬場の分岐まで帰り1本橋を渡ると、少し登りがある。これが最後の登りか・・と、膝の痛みを気にしつつ降りる。すれ違う人が「暑いですね~」って声を掛けてきたが、この霧である・・(-_-;)返す言葉が出なかった。登りの人は暑いのかも知れんな・・と。この程度人に会うのなら良いのだが、紅葉シーズンの石鎚山だと、すれ違う人が多く、オウムのように「こんにちは」の連発となる。マナーとは申せ、あれも疲れる。石鎚山のベテランは、上ってくる人には「お登りさ~ん」、下る人に会うと「お下りさ~ん」と言う。狭い道を後方の連れに知らすためか、それが挨拶の言葉であるらしい。

 
    木々の間から八間滝

下りの山道もしばらく平坦な道が続いてホッとするが、八間谷の横を通過すると急な下りがある。大きな岩の横を通るときスズメバチが居るので注意を要する。ガチガチ興奮している時はヤバイらしい。人工林の間を抜けると、登山口の階段に着く。名簿に到着時刻を書いておしまい。

帰りの車の運転に足を使うので、高速なんかで痙攣すると危険です。汗が出て血液が濃くなるので小まめに給水を取り、引きつったら近くに腰掛け給水しながらしばらく痛みをこらえる。スプレーとか持っていても、ガードや厚手の長い靴下を履いてるから、いちいち脱ぐのも面倒ですし。ともかく事前に体力をつけておく事と、小まめな給水がポイントです。この、東赤石山の場合は、水場が多く私的には飲める水なので助かります。

  権現越え

行き帰りで8時間は掛かってます。種採り、写真取りなんかの時間がありますからね。車の移動が往復5時間だから、日帰りがやっとのお山なんです。
これ以降、4年連続して登るようになりました。翌年は子供等も登り汚名返上。登山口は瀬場になりましたが、一度、床鍋から権現越えを歩いてみたい。

時期は違うけど、こんな花も咲くようで・・

  ユキワリソウ  オオヤマレンゲ

             イヨノミツバイワガサ  オトメシャジン

       イワキンバイ  シコクギボウシ

2009年9月11日(金)
涼しくなりまして

いつの間にか蝉の声も聞かなくなった。お陀仏したんだろう。
もう、お山のアブやブヨは少なくなったろうか?

山ダニだろうと思うんだけど、2年ほど前にかまれた所が未だに痒い(-_-;)
蜂とかヘビに噛まれたら、ポイズンリムーバーって
注射器のような毒を吸い出す器具があるようで、最近は各メーカーが参入し安くなってるから、携帯すると良い。

黒い服は熊の色なんで蜂が襲うと言うけれど、アブも黒は駄目らしい。明るい色の服はシルエットが気になって・・。
シッ・・シルエット?豚汁みたいな体型しやがって!
   

画像は同じく、筒上山。比較的平坦で、キレンゲショウマあり(お盆の時期だけど)、シコクフウロ、タカネオトギリ、五葉松。
晴れていれば山頂の展望は最高のようで、最後の中途半端で危険な鎖場を除いては、好きなお山ですね。
あの鎖場はすぐ横が崖なんで、考えようでは石鎚山より恐い。石鎚山に比べればマイナーだから、手入れの仕方が違うんでしょうね。

「だったら、お前が手入れしろヨ」ってか。そうですね、お山の道を保全しているみなさんには頭が下がります。笹が登山道に被ってるのが恐いですね。
笹から上の空気はひんやりしていても、笹を被っている山道は温室のように暖かい。ヘビも笹が邪魔だから、笹の無い山道を歩いてる?
リスだって・・そう。毒の無いヤツならまだしも、マムシのマー君だと噛まれたまま、一人で下山しないといけなくなる。

笹がある地点は1,200m?とか、愛媛では山の上の方だから、帰り道はかなり遠い(~o~)
だから、道に被ってる笹を刈るのは大事なんである。東黒森山なんて笹だらけだし、頑張って早朝から出向くと、朝露でびっしょりになる。
おまけに、道の右側はちょっとした崖もあり、途中道が欠けているけど笹で見えない・・とか。

堂が森からニノ森は、道に岩が所々出ているので、滑ったり蹴つまずく。
しかし、笹の小脇にはリンドウやツルリンドウ、アカモノ、イワカガミなんかが自生してるので、
刈り方にも気遣いがいる。
2サイクルエンジンの方がうるさいけど軽いらしい。補助燃料も必要だし・・。

一昨年、東赤石山で会った草刈りおじいさんは、午後4時頃というのに「まだ昼飯食ってない」とか申してました。
「ごくろうさまです」

人のために・・なんて人間ではないけど、お山の草刈りなら出来そうな気がする。


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